いざ旅に出ようと思ったら「はて、なにを持っていこうかしら?」と迷うところ。
かくいう私も、長いのでは1年の旅に3回、短いので3か月や数週間、数日なんかの旅をいろいろな場所へいろんな風にしてきました。
それで気づいたんですが、1週間以上なら3か月も1年もそれほど持ち物は変わらないんですよね。
そこで今回は、10年以上旅をしてきた私がぜったいおススメのバックパッカーの持ち物をお伝えしたいと思います。 最初はさんざん要らないモノ持ってっては後悔していたので、誰かの役に立てば嬉しいです!
これさえあれば!持ち物リストTOP20
15年前に独身だった時の持ち物から3年前に子連れで行ったときの持ち物まであらいだしてみて、持っててよかったものをまとめたらこれだけになりました。
今回は東南アジアに行くとして話を進めていきます。(でも基本的な持ち物はどこの国もだいたい変わりません)
着替え 3泊分
着替えはこまめに洗えばこれ以上増やさなくてもこと足ります。できる限りコンパクトになって乾きやすいものを用意しましょう。
わたしはエスニックファッションが好きなので、ほとんど着替えを持たずに現地で買い込みます。
もし買わずに持っていくならTシャツ2枚、長袖1枚、速乾性短パン、ワンピ、綿パン、巻きスカートあたりが使えます。
買いすぎると重みがヤバいので計画的にいきましょう。服も積もればなんとやら。(経験者は語る)
防寒着(ウィンドブレーカー)
バスや電車が冷凍庫並みに寒いときがけっこーあります。かさ張るし乾きにくい普通の上着より、ウィンドブレーカーのようなものがおススメです。雨季のスコールにも対応できるので、わたしはモンベルのレインダンサー愛用者です。
私今でもたくさんのモンベル商品を愛用しております。 モンベルさーん!スポンサーになってくださーい♡
ヘッデン
宿でドミトリーに泊まるとき、遅くに荷造りや出発する必要があるときにガサガサするのに便利です。部屋は個室でもトイレは外だったりする時も、両手が空くので役立ちます。インドでバスのトイレ休憩が真っ暗な草むらだった時は、ヘッデンしながら知らんおばさんと連れションしました笑。
でもタイでヘッデン盗まれちゃった…大事に持ち歩きましょう。
ビーチサンダル
宿で脱ぎ履きしやすい上にシャワーでついでに洗えたり、ビーチでも使えたり、必須アイテム。歩きやすいサンダルや靴があると確かに歩きやすさは違いますが、洗っても乾きにくいし持ち歩きには向かない。わたしはアジアだったらビーサンで行ってビーサンで過ごしてビーサンで帰ってきます。
ずっとビーサンでいると足が真っ黒になるよ。うふふ。
インナーシーツ
シュラフ用のインナーシーツなんですが、わたしはいつも持っていきます。シュラフよりかさ張らないし、あんまり寝たくないようなベッドにあたった時に使ったりします。あとは、ベッドバグといって、ベッドに住み着いてるダニにかまれる時が思ってるよりあります。ベッドバグはベッドの見た目が綺麗そうでもいたりするので、基本的にインナーシーツで寝ると気分的に安心です。
荷物に余裕があればシュラフとセットで持っていくと完ペキ!
速乾性タオル または 手ぬぐい
スポーツショップに行くと速乾素材で作られたバスタオルや水泳用の超速乾タオルが売られています。超速乾タオルは、もはやタオルではないので、拭き心地がわるいです。速乾素材のバスタオルだったら、素材的にビーチで敷物がわりにできたり、ドライヤーがない時に濡れた髪の枕がわりにできたりします。翌日には乾いてるので、移動中に重かったり臭いタオルを持ち歩く心配もありません。髪が短い人なら、手ぬぐいを3枚くらい持ってくのもおススメです。とりあえず超速乾タオルと普通のふわふわタオルはやめときましょう。
極上バスタオルなんて持ってったらあかんで
変換プラグ
世界には12タイプの差込口があります。つまり、デジカメやパソコンなどが充電できないなんてことになっちゃうことも。それを解決してくれるのが変換プラグです。必要な国の分を持っていくだけでもいいですし、全世界に対応する変身ロボみたいなのもあります。わたしはどちらも持っていますが、変身ロボだけでじゅうぶんです。手のひらに収まる小さいものなので、サクッと買っちゃいましょう。
ちなみに日本と同じタイプの差込口は、50か国くらいあります。アジアだったら、タイやベトナム、ラオスやフィリピン、台湾、中国、韓国などは変換プラグなしで旅に行けます。
ポーダブルオーディオ
スマホで代用できるものですが、移動中に音楽聞きながら景色とか見てたらアガります。
奥田民生さんの「さすらい」はぜったい入れときましょう。
電車で「世界の車窓から」もちょっと欲しかったなと思いました
トイレットペーパー
アジアでは、手動ウォシュレット文化が根強いです。そのため今でもトイレに紙がないことが多いです。とりあえずトイレットペーパーを一つ持ってっとくと鼻もかめるしおススメです。現地で買ってもいいですが、向こうのトイレットペーパーより日本のシングルリサイクル紙タイプのが圧倒的に量が多いので、かなり長持ちします。
芯を抜いて、ひもを通してアクセサリーのように首からトイレットペーパーかけてた頃が懐かしいわぁ・・・
メモ帳 & ペン
日本の文房具は安くてハイクオリティなので、買っていきましょう。英語が通じないとき、漢字を書いてみせたり絵にしてみせたり。だれかに行き先を書いてもらってそのままタクシーの運ちゃんに見せたり。スマホがないときは、宿の住所や行き先もここにメモしてました。時には日記も書いて、旅ノートとして思い出の一冊になりますね。
余分に買っておくと、思いもよらぬいいものと物々交換できることもあるかも
携帯バック
普段の街歩きで使うカバンです。チャック付の中がしっかり隠せるタイプで、前に持ってこれるものがいいでしょう。リュックにするとしても前に背負わないと背中を狙われます。旅中は武士になったつもりで背後に気を配りましょう。サコッシュもおすすめですが、あまりにヤワな素材だとちぎって持っていかれたりする可能性もあるので丈夫なものをおススメします。
間違ってもチャック半開きでウロウロしないように!悪い人はちゃんと見てるよ~
鍵
バックパックにワイヤー付きのカギを1つ付けておくと安全性が上がります。チェックアウトしてから宿に荷物を預けておくときに柱にくくりつけておくと誰かに持ってかれることもありません。
また、ドミトリーでロッカーに貴重品を預ける時も役立ちますね。
わたしは宿代を節約するために空港に寝泊まりしたこともあるのですが、あまり早いと荷物が預けられないので、トイレ行くときや寝てる時なんかはイスにくくりつけてました。
これで守れる、というよりは警戒してるぞ、とアピールを見せることが大事
文庫本
kindleでもいいですが、わたしは紙が好きです。ちなみに持っていくのは一冊でじゅうぶんです。
バックパッカーが泊まる安宿にはだいたい共有スペースがあって、そこには世界中の旅人が置いていった本があります。そこに、必ずと言っていいほど 日本の文庫本も置いてあるので、読み終わった頃に新しい本と入れ替えていけば一冊で旅のあいだ楽しめます。日本語かはわかりませんが、現地のガイドブックもけっこー置いてあるので持っていかなくても手に入ったりしますよ。
「文庫本を異国のカフェで読んでるじぶん」を楽しむのが趣味です。
証明写真
東南アジアでは、国境越えの時にビザを申請することがあります。その場で証明写真を撮られるより、じぶんで何枚か持っていけば写真代をぼったくられることはありません。
国境はぼったくりトラブルが多いのでしっかり気を張りましょう
味噌・しょうゆ・梅干し・お茶
この4種の神器があれば、日本食が恋しくなっても満たされます。とくにお茶です。東南アジアに売ってる日本茶は甘いんです。紅茶の砂糖入りと違って緑茶の砂糖入りはなんとも言えないミスマッチ感です。なんなら無糖って書いてあるのも甘いので、なにを信じればいいやら。てことで、お茶は持っていきましょう。
梅干しは抗酸化作用があり、食あたりや胸やけ、酔い止めにも役立ちます。味噌があればお湯で溶いただけで、即席みそ汁ができます。 慣れない食事で胃疲れの時に 、元気になれるのでおススメですよ。
首まくら
長距離移動では、バスで寝ることもよくあります。快適な寝台バスや電車もありますが、ふつうの座席で長時間座ってると結構しんどいです。ドライバーの人は、道が悪くてもスピード緩めないので、首ガックガクになったりします。膨らますタイプの首まくらだとそんなかさばらないので、持っておくといいですよ。
カメラ
スマホの性能が上がっているので今やなくても十分かもしれませんが、言わずもがな撮りたいシーンがたくさんあるのでカメラマンにでもなったつもりでバンバンシャッター切りましょう。
洗濯ロープ
部屋にはだいたい天井にファンがついていて乾燥しています。少ない着替えをこまめに手洗いして、部屋に乾かしとけばすぐ乾くし適度に加湿されてちょうどいいです。
クレジットカード
クレジットカードは、海外旅行保険が付帯しているものがおススメです。旅先で例え数百円でも使うだけで、3か月ほどの旅であればじゅうぶんカードの保険でカバーしてくれます。
クレジット会社はVISAが間違いないです。JCBってなに?みたいな人もいるのでJCBはやめときましょう。
また、スキミングの危険もあるので積極的に使うのはよしましょう。
テンション上がって使いすぎちゃダメよ
現金
屋台など現金しか使えないところが多いので、基本は現金を用意しておきます。ぼったくられないように、細かいお金に両替してもらいましょう。財布もあからさまに財布より、使い古した小銭入れくらいの方がお金を持ってるようにみられないのでおススメです。
旅とスマホ
15年前と今とで決定的に違うのはスマホです。見てもらえばわかるように、持ち物のいくつかはスマホでまかなえます。だけど今回あえてスマホを持ち物から外しました。
スマホに頼りすぎてると、たとえ日本でもなにかトラブルがあった時にめっちゃ困りますよね。それが海外だったらなおのこと。ですが、なくしたり盗られたり、旅でのトラブルはつきもの 。(わたしは携帯を盗まれたことがあります)
もちろん旅でのスマホはまじで役立つのでわざわざ使わない必要はありません。ただ万が一に備えて、情報は紙にメモしたり、地図をよく読んだりしてスマホがなくても自力で目的地までたどり着けるようになっておきましょう。
スマホはあると便利ですが、頼りすぎて、ないと困るものにはしたくないですからね。
せっかくの旅なので、画面に夢中になってないで、肌で目で異国をぜひ感じましょう!
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