ミサトっ子草履、知育に敏感な皆さんなら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
足育講座を受講したわたしは、ミサトっ子草履を選択肢の一つとして持ちつつ、普段は足に合った靴を履かせています。
今回の記事は、ミサトっ子草履の購入を迷ってる方、ミサトっ子草履のおすすめの使い方、ミサトっ子草履以外のおすすめの靴などを知りたい人向けの記事です。
ミサトっ子草履のいいところ
①五感が育つ
外遊び多めの園で”1年中裸足!ミサトっ子草履推奨!”なんて見たとこない?
1年中裸足でいると常に足裏が刺激され、幼児期の成長を促すのにプラスに働きます。
ザラザラした土、フサフサした草、冷たい水…裸足でいると、そういった感覚が直で味わえるんですから。
最初はシルクのようにスベスベだった赤ちゃんの足が、いろんな刺激を受けることで丈夫でしっかりした足になっていきますよ。
わたしはそれが、寂しい…
②土踏まずが育つ
ミサトっ子草履だと、当たり前ですが踵(かかと)が固定されません。そのため脱げないように趾(あしゆび)を自然と踏ん張ります。趾を鍛えると土踏まずの形成を促すと言われています。
足裏を上に向けて趾をグーパーしてみると土踏まずが動いてるのがよく分かるよ
踏ん張る力がつくと、転びそうになった時も踏ん張れる、足が速くなるなどの運動的なメリットが増えます。
小学校でリレーのアンカーしてた子って裸足多くなかった?
③姿勢が育つ
趾がしっかりすることで、姿勢もよくなり歩く力もつきます。ボディメイク系の筋トレをされた方だとわかると思いますが、足を鍛える運動ってすごく多いですよね。つまり、姿勢改善に土台作りは重要です。
足育講座の中で、足が痛くて歩きにくいお婆さんが、趾を鍛える体操をした直後にクララ並にソッコーで歩いた映像を見たときは驚きました。
ミサトっ子草履を履くことで、自然に趾のトレーニングになるので、大人でもおススメですよ。
足と手の握りこぶしで同じくらい第三関節が盛り上がってるのが理想だそう(驚
ミサトっ子草履の注意点
ここまでミサトっ子草履のいいところを書いてきましたが、履く際の注意点があります。
①底が薄い
草履が一般的に使用されていた一昔前の日本では、未舗装の道路が普通でした。でも今はどこもかも完璧に整ったアスファルト。
底が薄い草履で歩くことで、足底への衝撃が強すぎて足を痛めてしまう可能性があります。
足を痛めると歩き方が不自然になり、それが定着する恐れもあります。
②踵が形成されにくい
モデルさんのウォーキングを見てもらうとわかると思いますが、足の着地は踵からがベターです。意識して踵から着地すると、歩き方が綺麗になりませんか?
足育講座で足形を取ったときに、踵がほとんど地面についてない人もいるそうです。靴があってないと歩き方が不自然になり、このような人は非常に多いようです。
特に、小さい子の踵はフニャフニャです。この時にしっかり踵が覆われた靴を履くと、きれいな踵が形成されます。
ミサトっ子草履だと、言わずもがな踵が丸出しになってしまうので、きれいな踵は作りにくいです。
おすすめの靴について
ドイツの靴事情
ビルケンシュトックでおなじみのドイツをはじめとするヨーロッパでは、靴にこだわる人が非常に多く、ヨーロッパの良質な靴が取り揃えられたお店があちこちにあります。
ドイツ在住時に靴屋の多さにも驚きましたが、 シューフィッターの多さにも驚きました。
息子にはミサトっ子草履とアシックスのスクスクを併用させていて、靴には気を使ってるつもりでした。でも、ドイツでsuperfitという靴を履き始めたら、歩き方が一瞬で変わって驚きました。
うまく言えないんですが、大人っぽくなって…ヨーロッパの子が大人っぽいのは靴による綺麗な歩き方もあるのかも?と今では思います。
おすすめの靴はsuperfit
superfitはドイツのお隣、オーストリアのブランドです。
こちらの靴、なんとオーストリア・ドイツ・スイスの小児科医、整形外科医の98%が推奨している子供靴。さらに世界40か国以上でも販売される有名メーカーです。
superfitの靴の最大の特徴は、ドイツのWMS規格が採用されていること。
これは、大規模調査と科学的分析により 、骨格形成に最適な足の形成を考えて作られた6つの木型から靴を製造する方法です。そのため、機械的に作るのは難しく、 職人がきちんと手作りしてるというから驚きです。
日本でもsuperfitを購入できるお店やサイトがあります。こちらのFerseさんというサイトは、お店の一覧があって見やすくておススメです。
お値段はなかなかしますが…ヨーロッパで購入しても、ものすごく安いワケではないので、お金をかけられるなら、それだけの価値はあると思います。
superfit以外のおすすめ靴
そうは言っても、しょっちゅう買い替えが必要な子供靴にそこまでお金かけれない…と思う方も、もちろんいますよね。
もし、今履いてるお子さんの靴の踵が歪んですり減っていたら、その靴はあまり合ってない可能性が高いです。
ブランド関係なく、以下の4点を気にして靴選びをするといいですよ。
1.踵がきちんと固定された靴
2.趾が自由に動くサイズ
3.マジックテープ2個以上か靴紐
4.ハイカットは3歳ごろまで
特に、趾が自由に動くことは重要です。足のサイズに合った靴を出されても、趾が中で自由に動かせるか必ず履いて確認しましょう。
また、ハイカットは足首の保護に効果的ですが、足首を強化するためにも4歳ごろからはローカットへ変換するのがいいですよ。
足育も草履育もどっちもアリ
草履育を推してましたが、足育講座やドイツでの経験から考えが90度くらい変わりました。
情報過多の世の中、結局なにがよくてダメなのか…選択の連続ではありますが、自分が納得したものを選ぶのがいちばんです。
考えも情報もアップデートしながら生活できたらいいですね。
草履も靴もいいとこどりしたらええんよ
わたしの記事は一意見として読んでもらえたら幸いです。それじゃまた!
コメント